協会の歴史

1887年(明治20年)   料理屋さんは持ち前の船でふぐを釣り、神奈川・横浜では客の求めに応じて提供していた。
1888年(明治21年)   初の公認許可第1号店は(現在の山口県下関市の春帆楼)が開業。(この時、以前までは御法度)伊藤博文公が「こんなに美味しい魚がどうして御法度なんだ」と、美味しいふぐが食べられないのはおかしいと言い、ふぐの食禁が解かれた。
1908年(明治41年)   この頃から横浜市民酒場(酒屋)関係が次々にふぐ料理店を開業し、ふぐ料理が盛んになったことがうかがえる。
1938年(昭和13年)   横浜銀座(現在の南区周辺)に横浜市民酒場組合が出来、現在のふぐ協会の原点となるようなお正月には、ふぐ鍋が出るようになり、関西方面では「てっさ」「てっちり」と呼ぶ。
1947年(昭和22年)   12月、食品衛生法が公布され、食品全体を取り巻く業種に健康を柱とした認識が求められた。(神奈川県ふぐ協会設立準備委員会発足)
1950年(昭和25年) 4月1日 神奈川県ふぐ協会設立 初代理事長 木村甚三朗以下31名
  9月5日 神奈川県ふぐ取扱業取締条例(販売営業条例)施行
ふぐ調理師免許取得に向け、ふぐ協会の努力が始まる。ふぐ協会と行政の一致協力と 協会の団結が必要不可欠なものとして運営が図られた。
1951年(昭和26年) 3月12日 神奈川県ふぐ調理師免許試験が実施される。
  3月20日 免許書の授与。取得第一号は安戸屋/奥野シズ子氏。
1959年(昭和34年) 7月7日 神奈川県ふぐ取扱業取締条例を神奈川県ふぐ取扱及び販売条例に改訂。現行条例に改め、施行規則も改められる。(神奈川県規則第53号)ふぐ調理師からふぐ包丁師へ名称が変更される。
  11月20日 ふぐ加工品の販売が適用される。
1970年(昭和45年) 3月23日 横浜市本牧八聖殿公園使用許可を頂き、神奈川県ふぐ協会20周年記念事業として、ふぐ供養の金像を建立。
2000年(平成12年) 4月5日 神奈川県ふぐ協会50周年記念式典及びふぐ供養祭実施。